梅(2013改・再掲)
裏のお寺の梅が満開にきれいでiPhoneで撮っていたら、
撮ってあげましょう、と
見知らぬ初老の女性に声をかけられ
今年の梅とわたしを撮ってくださった。
わたしは自分の顔が好きではなくて、
一人で写ってる写真があまりない。
「記念になりますからね」とおっしゃってたことが、
何かすごく残っている。
東陽町の倉庫
いわきの女の子
山元町の畔のひび
志津川病院の職員の方
バスで一緒の高校生
いちごとおにぎり、ローソン
信号の消えた真っ暗な道を走って帰る
行けなかったライブ
除染中の看板が立ってた校門
再会の叶わなかった友人
たくさんのおそうめん
バス会社の社長さん
苗をもらったこと
海岸を見たこと
風が強かったこと
再会できたこと。
わたしは来年も梅を見ようと思います。